CLOSET*


会食に映える、
紳士のブレザースタイル。


出張での必携ジャケットはブレザーをおいてほかにない。それはイギリスのスポーツユニフォームから発祥し、ビジネスウエアに発展したもの。高い汎用性に、凛々しく、躍動感あるスタイルは会食でも礼を失しない。



A:ダンヒルの黒ブレザー


ブレザーの名は、1877年にテムズ川で行われた伝統的な大学対抗ボートレースで、選手たちが羽織った真紅のユニフォームジャケットに由来する。英国のダンディズム薫る〈ダンヒル〉のブレザーはブラック。モヘア混の生地はシワになりにくく、ストレッチの機能性に、内には熱い情熱の炎がたぎる。

ブレザー28万円、シャツ4万6000円、パンツ6万2000円、ネクタイ2万3000円、ポケットチーフ1万3000円、ノートブックカバー5万6000円、ペン5万9000円(以上ダンヒル)、メガネ8万3000円(ダンヒル/デリーゴジャパン)




B:バカラのタンブラー


イギリスのオックスフォードで学び、ヨーロッパの芸術文化に親しんだインドのマハラジャ。彼が1931年にオー ダーした〈バカラ〉のタンブラーが復刻された。アールデコの様式美とともに、ステンレススチールのホルダーからクリスタルのグラスを外して使うスタイルは、優雅でいてエキゾチシズム漂う。

タンブラー〝パレゾン〟(2客セットで)8万円、奥のタンブラー〝アルクール〟3万1000円(以上バカラ/バカラショップ 丸の内)




C:キンロックのポケットチーフ


堅苦しい会食でも打ち解けた雰囲気に変えるのが、胸元のポケットチーフ。スコットランド人とイタリア人を両親に持つマルコ・キンロックが描くサーカス、ラクダ、猿といった絵柄は、見ているだけでも楽しくなる。繊細かつ美しい発色のプリントに、ハンドロールのパイピングが上質を醸し出す。

ポケットチーフ各9500円(以上キンロック/エストネーション)、ジャケットはAと同じ




D:ジャンヴィト ロッシの"VITTORIO"


シューデザイナーの巨匠セルジオ・ロッシを父に持つジャンヴィト・ロッシが2007年に創立。この春夏からメン ズコレクションが日本に上陸した。細いトウにイタリアらしい色気を感じさせる。ドレッシーな薄いソールは足馴染みもよく、出張先でも軽いフットワークをもたらしてくれる。

シューズ10万4000円(ジャンヴィト ロッシ/ジャンヴィト ロッシ ジャパン)、グレーパンツはAと同じ




[INQUIRY]


ダンヒル 03-4335-1755
デリーゴジャパン 03-6661-9266
ジャンヴィト ロッシ ジャパン 03-3403-5564
バカラショップ 丸の内 03-5223-8868
エストネーション 03-5159-7800

2018-09-14