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2018.12.20

ドライブは楽し! Vol.42
見た目以上にフィーリングは大違い!

最初はおおざっぱだったものが、成熟するにつれ徐々に細分化される。それは世の常、物事の道理。進化した新しい〈レクサス〉も、まさにそんな1台といえる!


[レクサス ES]
LEXUS ES



時代が進むにつれ、物事の選択肢は増えている。服のサイズはS、M、LにとどまらずXSやXLまで広がって久しい。しかも日本から一歩出れば、Xが3つくらい連なる。なにかの暗号?ってくらい細かい。また、間を埋める選択肢の増加ではゴルフギアが頭に浮かぶ。フェアウェイウッドとアイアンの間のユーティリティとか。ちょっとした違いなんだけど、フィーリングはだいぶ違う。それと結果も。そういえば、“間を埋める”という話では、JR山手線の品川駅と田町駅の間に作られる新駅もそうだろう。「どちらの駅からも同じくらい歩くんだよ」という方は、新駅が目の前になるんじゃないでしょうかね。たぶん。



それはともかく、〈レクサス〉にもそんな“間を埋める”的モデルが追加された。ESである。これはLSよりサイズが小さく、GSよりも若干大きいというもの。まぁ、数字上はGSとそれほど変わらないが、まずはそう覚えてほしい。全長は4975㎜、全幅は1865㎜という堂々としたサイズだ。ただ、価格的には、このESはGSとISの間を埋めるもの。そこも面白いところだ。



ではキャラクターだが、LSやGSのようなスポーティテイストまでは仕上げていない。というと、「LSがスポーティ?」という声も聞こえてきそうだが、実はかなりそう。昨年フルモデルチェンジしたLSは5mを超えるサイズながらFRスポーツの走りを体感させてくれる。それはともかく、ESだってもちろん走りの楽しさを強調する昨今の〈レクサス〉らしいハンドリングとフットワークの軽さを持つ。が、ESは兄弟とは違うFF用プラットフォームからなる。つまり目的はキャビンの広さを稼ぐことで、快適なドライブを大前提とする。ちなみに、LSやGSはFR用プラットフォーム。リアタイヤを駆動元にすることでよりスポーティな動きとフィーリングを醸し出している。

そんなことからもわかるように、ESのキャビンは想像以上に広い。自動車専門誌的にいえば、“ルーミィな空間”といったところ。リアシートで脚を組むことができる。まぁ、前に乗る人の体格次第ですが。



パワートレーンは、2・5リッター直4ガソリンエンジン+モーターのハイブリッドのみ。モデル名はES300h。ガソリンエンジン車はない。ESはゆったりとハイブリッドで走るのが正しい乗り方ってとこだろうか。いずれにせよ、大きすぎず、小さすぎないこのサイズ。スーツにも合うし、新たな選択肢の登場はウェルカムだ。


ほかにもある!
このクルマの楽しみ方&使い方


ESのエクステリアデザインは兄弟車のそれに準じる。複雑なスピンドルグリルは継承され、遠くからでもレクサス車であることを認識させる。それにしても、これだけ複雑な造形を市販車に採用するのだから恐れ入る。開発陣のこだわりの強さを感じさせる。

こだわりということでは、世界初となるデジタルアウターミラーも見逃せない。なんたってドアミラーから鏡をなくしカメラで視界を確保するのだから驚かされる。目的は安全のため、ドライバーの視線を大きく左右に動かさないこと。カメラ画像をフロントミラー内側に映すことでそれを実現した。お見事! もちろん、この発想自体は世界中のモーターショーで何度か提案されてきた。ミラーをカメラにすることで既存のドアミラーのサイズをググッと小さくすることができる。そのメリットはクルマの幅を小さくできることとエアロダイナミクスの向上云々。ドアミラーのところで巻き起こる気流の乱れは開発陣にとって長年の研究テーマ。これが解決できれば燃費の向上にも役立つってもんだ。それと小型化はノイズ低減も可能にする。窓から入ってくる風切り音は、だいたいここで発生するからだ。

さらには、夜間は映像の明るさの自動調整をしてくれたり、カメラにヒーターを内蔵することで曇り止め効果も。まだ体験はしてないけどメリットは多そう。世界初の新技術だけにワクワクだ!

ココにもソソられる!


01 デジタルアウターミラー
いずれデフォルトになる予感の新技術!

本文にも書いた新技術がコレ。フロントピラーの付け根にモニターが設置される。確かに視線の移動は少なくなる。今はまだ新技術のためオプションだが、いずれこれがデフォルトになる日がくるだろう。安全面を中心にメリットは大きい。

02 エクステリア
〈レクサス〉ファミリーなのが一目瞭然

鋭い目つきのLEDヘッドライトと立体的なスピンドルグリル、伸びやかなセダンのフォルムがエクステリアの特徴。LSがロングボディのみになった今、ESをちょっとフォーマルなセダンとして使うのはアリ。実物の存在感は写真より大きい。

03 インテリア

ラグジュアリーでスポーティでムーディ!

高級感あるインパネの造形は兄弟車にならいワイドディスプレイを中心にスイッチ類をレイアウト。太いセンターコンソールも慣例。FR車っぽいスポーティさを感じさせる。夜はアンビエントイルミネーションがムーディに車内を演出する。

Information

SPECIFICATIONS
レクサスES300h version L
●全長×全幅×全高:4975×1865×1445㎜
●ホイールベース:2870㎜
●エンジン:2.5ℓ直4+モーターのハイブリッド
●最高出力:ガソリンエンジン131kW(178ps)/5700rpm /モーター88kW(120ps)
●最大トルク:ガソリンエンジン221Nm/3600-5200rpm /モーター202Nm
●車両重量:1730kg
●駆動方式:前輪駆動
●定員:5名
●税込み価格698万円
●レクサスインフォメーションデスク
TEL:0800-500-5577

雑誌Safari1月号 P168・169掲載

文=九島事務所 text : Kushima Office
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