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COLUMN

同じブランドでも“香り”は大違い!
【Vol.24】PRADA[プラダ]

2016.12.25

プラダ マン オーデトワレ〈右〉

清潔感と力強さが融合されて洗練された大人の男が演出できる

プラダ初のメンズフレグランスとして登場。シチリア産ベルガモットやアンバー、パチョリリーフなどが絶妙に融合。フゼアの清潔感と強いレザー系の香りでプラダらしい洗練された男らしさがある。100㎖ 1万2200円(プラダ/インターモード川辺 フレグランス本部)

プラダ オム オーデトワレ〈左〉

多様な個性に寄り添う複雑な構築が見事!

伝統的な男性らしさに、あえてフェミニンな要素を取り入れることで複雑な奥深さが。ネロリやゼラニウムのフローラルと、イリスやアンバーのユニセックスな香りが丁寧にブレンドされている。100㎖1万2000円(プラダ/インターモード川辺 フレグランス本部)


フレグランスアドバイザー MAHO

フレグランスアドバイザー外資系メーカーや香水関連会社を経て独立。セミナー講師のほか、パーソナルカウンセリングサロン“プライベート トワレ”を運営。

バーバーを想像させる清潔感のある大人の香り!

理髪店で漂う香りって、これみよがしでもなく、清潔で、どこか紳士的男らしさがないだろうか? そう、そんな印象を感じさせてくれるのが〈プラダ〉の旧作。一方で、新作はどう変ったのか!?

――ボクの大好きな〈プラダ〉がやっと登場してくるんですね。
MAHO(以下M) あら、玄人っぽいわ。定番の“プラダ マン”って、香りをある程度知っている人が選ぶもので、お世辞にも初心者向きとはいえないのよね。
――前からすごく気になる存在で。
M 一見、フゼアの清潔感があるけど、オリエンタルなセクシーさが裏に隠れていて、ある意味男らしさ満開なのよ。
――古きよきバーバーのような落ち着きがあると思います。一枚刃のカミソリを革で研いでいる情景が浮かんできます。
M そうそう、クラシカルな正統さが魅力よね。ボトルも直線的で、淡い紫の液体とのバランスが〈プラダ〉らしいわ。
――反対に新作の“プラダ オム”は、わりと優しい感じがしますよね。
M アイコンのサフィアーノレザーの風合いを施した曲面とストイックな直線の二面性のあるボトルからもわかるように、男性らしさと女性的な柔らかさがあるの。定番より現代的で、あえてキー香料を際立たせない調香も面白いわ。女性用の“フェム”をあえて男性が使ってもいいくらい、ジェンダレスな要素があるの。
――ちなみに上級者の香りということですけど、たとえばどんなファッションと合わせるとよさそうですか?
M どちらもレザーが似合うんだけど、新作は肌を包み込むような羊革で、定番は武骨な牛革のイメージね。
――ああ、ライダースと合わせたいです。
M 女性ウケはどちらもいいから、この香りを纏うなら服にいかにイマジネーションを働かせるか、がポイントよ。
――自分なりの味出しを香水に託すと。
M んま、コメントまで玄人っぽいわ。

雑誌『Safari』2月号 P261掲載

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写真=川上 守 構成・文=藤村 岳 photo : Mamoru Kawakami text : Gaku Fujimura

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