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COLUMN

同じブランドでも“香り”は大違い!
【Vol.29】涼しげな印象の香りだから夏のデートでも好印象!?

2017.05.27

今月のブランド
L’ARTISAN PARFUMEUR[ ラルチザン パフューム]
創業40年以上の〈ラルチザン パフューム〉は上質な香料を使い、こだわりのある独創的な香りで人気。昨今リニューアルされ、新作には夏に似合う爽やかな香りが登場。デートにもぴったり



フレグランスアドバイザー MAHO
外資系メーカーや香水関連会社を経て独立。セミナー講師のほか、パーソナルカウンセリングサロン“プライベート トワレ”を運営。


――〈ラルチザン パフューム〉は、以前とだいぶ雰囲気が変わりましたね。


MAHO(以下M) デザイン以外も全体的にリフレッシュしたわ。でも、昔の雰囲気も好きだったのよねえ。定番のミュール エ ムスクは“黒いちごとムスク”とそのままだけど“いじわるオオカミ”とか“バラ泥棒”とかユニークでポエティックな日本語のサブネームが多くて。

――心に残るし、香りに託されたストーリーを想起しやすそうですね。

 そこはちょっと、もったいないわよね。この香りは1978年に誕生した、ロングセラー。当時は果実とムスクという組み合わせがセンセーショナルだったわ。黒いちごって、普通のいちごより毒っ気があって洒落てる。ただ、トップにレモンが効いていて日本人好みよ。

――石けんのような清潔さもあって、心地いい感じです。対する新作“シュールエルブ”は、どんな香りなんですか?

 2人の正装した男性と裸の女性を描いた印象派の巨匠・マネの絵がモチーフで、当時は不道徳といわれたそう。今、香りをアートに寄せるのがトレンドよ。

――纏うと情景が浮かんできます。

 絵画的ってそういう意味よね。同じ柑橘の花でもネロリを使うと上品に、オレンジフラワーだとよりセクシーになるの。新作はもちろん後者!

――なんだか、嬉しそうですね。

 べ、別にエロスに反応しているわけではないのよ。ここのブランドは元来、ちょっと退廃的とか斜に構えたような香りが得意なの。ま、女性は単純明快な男より、影のある男に惹かれるじゃない?

―― 結局、それじゃないですか。でも、香水って、そこが大事ですよね。



ミュール エ ムスク オードトワレ〈右〉
フレッシュさと温もりの融合が愛される理由
ブラックベリーとムスクという衝撃的な組み合わせで長い間、人気を博している。ベリーのフレッシュさと甘さ、ムスクの温もりが渾然一体となり、独特の雰囲気を生み出す。
100㎖ 1万7000円(ラルチザン パフューム/ブルーベル・ジャパン 香水・化粧品事業本部)

シュール エルブ オーデコロン〈左〉
まるで夏の太陽の下の草原にいるような爽やかさ
マネの絵画から着想した爽やかながらも優美なエロスを秘めた作品。太陽の下で纏うのに最適だ。オレンジの花びらの妖艶さとムスクとアンバーの重厚さが非常に印象深い。
100㎖ 1万7000円(ラルチザン パフューム/ブルーベル・ジャパン 香水・化粧品事業本部)

INFORMATION

雑誌『Safari』7月号  P253掲載

写真=川上 守 構成&文=藤村 岳 photo:Mamoru Kawakami text:Gaku Fujimura

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