Safari Online | サファリオンライン

COLUMN

同じブランドでも“香り”は大違い!
【Vol.34】大人の海男にこそ似合う “水”をテーマにした名香!

2017.11.14

イッセイ ミヤケ
ISSEY MIYAKE


25年前に登場した〈イッセイ ミヤケ〉の旧作は水をテーマにしたのが画期的で、世界を震撼させるほどだったのはご存知? 爽やかな海好き男にぴったりの大人な香りです!


フレグランスアドバイザー
MAHO
外資系メーカーや香水関連会社を経て独立。セミナー講師のほか、パーソナルカウンセリングサロン“プライベート トワレ”を運営。


――待ってました〈イッセイ ミヤケ〉!

MAHO(以下M) あら、好きなの?

――はい、デビューのとき本来無臭であるはず“水”の香りってところに衝撃を受けまして。マリンとは異なる、そのコンセプトに度肝を抜かれました。

M 私がしゃべることなくなるから、そのへんにしといて。確かに定番の“ロードゥ イッセイ プールオム”は伝説的名香。フランスで大成功を収めたの。ユズを前面に出して、そこにウッディな要素を加えたことで、東洋らしかったのね。

――ジャック・キャバリエという稀代の調香師が創り出した、本当に歴史を変えたといえる香水なんですよね。

M もう、だから解説は私の役目! それでその後、派生したサマーフレグランスなどもこの路線を踏襲してきたの。筋が1本通っている潔さがあるわね。

――ボトルの直線的なガラスとメタルの組み合わせもクールな雰囲気です。

M そうね。一方で新作の“ロー マジュール ドゥイッセイ”はボトルに少し丸みを出したわ。香りも新しい試みで注目株のオーレリアン・ギシャールとファブリス・ペルグランの2人の若手調香師が意欲的に挑戦してるのよ。

――というと、どのあたりがですか?

M 同じ水のコンセプトでも躍動感があって、海の流木をインスパイアしたとか。冷たさの中に肌の温もりも感じられて、そんな複雑性が面白いわ。

――なるほど、こっちも好きです! 海好きな大人の男に合う爽やかさ!

M 今回はアナタの熱にやられた感じ。水の香りでクールダウンしなくちゃ。

――す、すみません。でも、頭を冷やすのにも使えるいい香水ですね。



ロー マジュール ドゥイッセイ〈右〉
海の持つ力強さを香りで表現した
アンバーグリス(竜涎香)とそれを補うカシュメランによって力強い海の様子を巧みに表現。トップには、ベルガモットとグレープフルーツの軽やかさもくるので爽やかな一面もあって魅力的。
100㎖ 1万500円(イッセイ ミヤケ/ブルーベル・ジャパン 香水・化粧品事業本部)

ロー ドゥ イッセイ プールオム〈左〉
ユズとウッディで紡ぎ出す水の香り
禅の境地にも似たストイックさで一世を風靡した伝説の香り。オゾン系というジャンルを確立し、今なお褪せることのないその魅力には驚嘆する。柑橘の清々しさは誰からも愛されるはず。
125㎖ 1万500円(イッセイ ミヤケ/ブルーベル・ジャパン 香水・化粧品事業本部)

INFORMATION

雑誌Safari 12月号 P339掲載

写真=川上 守 構成・文=藤村 岳 photo : Mamoru Kawakami text : Gaku Fujimura

BACK TO LIST
ページトップへ

ページトップへ