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SPECIAL

唯一無二の1足が手に入る!?
驚きのカスタマイズでスニーカーを再生!

2018.03.12

どんなに愛着あるスニーカーであっても、ソールがダメになったら使いものにならない。ということで、諦めざるをえなかったスニーカー。でも、それを復活させる方法があるって知ってます?  国分寺の〈リクチュール〉で行っている、スニーカー再生手術がそれ。この店では、アッパーさえ健在なら、新しいソールで仕立て直しが可能なのだ。しかも、ソールは自分好みの色や形から選ぶことができる。その驚きの技は、修理というよりもはやカスタマイズ。もともとのスニーカーの魅力を残しながら、ぐっと大人らしい見た目に変身させることができるから面白い。その独創的な技をさっそく覗いてみよう!

[コンバース] “ジャックパーセル”
Converse Jack Purcell

Before




今回リペアを依頼したのは、〈コンバース〉の“ジャックパーセル”。キャンバスの甲部はいい感じに味が出ているのに、ソールが劣化してしまっていた。トウはゴムがせり上がっている作りなので、張り替えは難しいと思いきや、この部分を剥がして、全く新しいソールに作り変えられるという。


カジュアルシューズを大人らしく変身させる!

01



アウトソールを剥がす作業からスタート。接着剤が劣化していると、バリバリと剥がせる。剥がしにくい場合は温めるといいんだとか。剥がし終わると中底だけの状態に

02



中底が劣化していたので、補強することに。靴底を象った型紙を作り、それをもとに革をカット。表面にも丁寧に接着剤を塗る

03



カットした革を内側に装着し、張り付ける。接着した場所は、ハンマーで叩いてきっちり馴染ませる。こうすることでアウトソールも取り付けやすくなる

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ゴムで作られていた周囲の張り出しとキャップトウ部分。ここが一体になったパーツを、ヌメ革で作成。つま先に取り付けたときのバランスを慎重に吟味する

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前の行程で作成したヌメ革のパーツをすべて取り付ける。まわりに張り出した部分が、この後ミッドソールと接合する部分なので底面をきれいに整える

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ウェルトと接合するため、別の革を使ってミッドソール部分を作成。まず接着剤で接合してから、最終的に出し縫いでしっかり縫い合わせる

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ミッドソールを接着したら、側面に張り出した部分を甲部に縫製する。ステッチの均一さが、仕上がりの美しさを左右するので一針一針気を抜けない作業

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この段階でアウトソールを決定。ヌメ革のパーツがブーツっぽいので、シャークソールでそれを強調し、骨太なルックスに仕上げることに

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ブーツらしい見た目と履き心地を楽しむために、かかとにレザー素材のミッドソールを1枚加える。これによりヒールの厚みを出すのが目的

10



かかとに革を重ねて接着したら、その表面にヤスリをかけて面をなめらかに整える。ここが凸凹のままでは、アウトソールもきれいに接着でないのだ

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さらにもう1枚、土踏まずまでカバーするソールパーツを貼り合わせる。ミッドソールを3層にすることで、滑らかな傾斜が生まれた

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空気が入らないようにぴたりとパーツを接着した後、同じように、ミッドソールの底面をヤスリがけ。自然な傾斜を丁寧に作り、面を整える

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いよいよ、アウトソールを取り付ける段階に。ここまでくると、完成したときのイメージが見えてくる。ソールの凸凹位置が左右で異ならないように細心の注意を

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アウトソールとミッドソールを接着したら、機械でソールに圧力をかけ、しっかりと乾燥させる。こうすることで、隙間なくソールが張り付けられ、耐久性も高まることに

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接着を終えたら、アウトソールとコバをヤスリがけして、側面をきれいに整える。この作業を丁寧にすることによって、横から見たときのソールの一体感が生まれる

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艶となめらかさの出る仕上げ剤を塗って、磨きをかける。革の風合いを残しながら実用性と質感を高める工程だ。こうしたひと手間も完成度の高さを決定づける

Finish!




完成品がこれ。ヌメ革が側面に張り出したデザインとゴツめのソールを採用したことで、まさにブーツのような雰囲気を併せ持つ個性派に生まれ変わった。ソールは、シャークソールを使って、ちょっと攻めたデザインに。今回使ったソールは、ガムライト素材のビブラム2661。ゴム製のシャークソールより軽く、クッション性に富むという理由でこれを選んだ。現在、納期は約1カ月。2万5000円(リクチュール)

INFORMATION


スニーカーのカスタムをしてくれる〈リクチュール〉は、もともと腕のいい靴リペアショップとして知る人ぞ知る名店。店主の広瀬さんが、自分用に試作したカスタムスニーカーをSNSに掲載したところ、国内外の靴好きの間で話題となり、依頼が殺到するように。現在は本業の修理よりカスタムのオーダーのほうが多くなり、新品の時点でカスタマイズしてから履くユーザーも増えているとか。現在の店舗での営業は3月25日までで、4月7日から移転して新店舗で営業予定。

●RECOUTURE[リクチュール]

住所:東京都国分寺市南町3-7-11
営業時間:10:00~20:00
定休日:水曜
TEL:0423-25-5505
URL:kokubunjishoes.blog.fc2.com

●新店舗
住所:東京都国分寺市本町2-2-1 east 201-2
営業時間:11:00〜20:00 無休


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