FEATURE*


上質で軽い素材だから開放感が違う。

快適ジャケットで
春の旅へ出かけよう。


いくつになっても楽しさが尽きないのが、ジャケットのお洒落。ここぞという勝負どころでドレスアップするときの高揚感もひとしお。だが、肩の力を抜いて過ごす休日で、お洒落に着こなせたときに味わえる気分もまた、たまらなかったりする。さて、そんな最高の“普段着”はどれだろう。




HERMÈS

まるでシャツのような
エアリーな着心地が出色。


アーティスティック・ディレクターのヴェロニク・ニシャニアンが掲げた今季のテーマは、“既成概念から解放された、自由で遊び心あふれるシルエット”。しなやかなテクニカル素材で仕立てた このジャケットの心地よさは、まさにそれを体現している。裏地や芯材を使っていないので、その着心地は軽やか。つい、テイラードジャケットを着ていることを忘れてしまいそうだ。それでいて、こんなにも洗練されたシルエットなのだから、いやはや脱帽。

立体的な裁断や袖付けを駆使しているため、カラダに美しくフィットする。馬具を彷彿とさせる白いステッチが、〈エルメス〉らしさを印象づけるポイントに。ワイドパンツで、リラックス感がアップした装いを楽しむのも休日にはぴったり。
ジャケット34万6000円、ニット27万9000円、パンツ9万6000円、ハット5万5000円、腕時計〈予定価格〉44万円、ボストンバッグ96万2000円(以上エルメス/エルメスジャポン)


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エルメスジャポン 03-3569-3300





BRUNELLO CUCINELLI

“旬”を取り入れるなら
気分が高揚する贅沢素材で。


俳句の季語ではないが、ジャケットの素材によって季節感を表現する手法もある。それを、なんとも洒落たスタイルとして実践できるのがこの1着。ボディはホップサックと呼ばれる盛夏素材。ビールの原料を入れる麻袋のようにカゴの目状に織られた生地が視覚的にも爽やかだ。一方で、ふと首元に目を向けると、ピークドラペルがさりげない品格を印象づけている。ウールとシルクを混紡した麻仕立てというのも、にじみ出るリッチさの秘密のようだ。

ブランドが得意とするライトベージュは、トラウザーズやチルデンニットといったアイテムにも取り入れることによって、ジャケット姿とは思えないほど自然体に。
ジャケット34万円、ベスト8万3000円、ポロシャツ5万4000円、パンツ9万8000円、シューズ14万5000円、ポケットチーフ2万円、ボストンバッグ32万円(以上ブルネロ クチネリ/ブルネロ クチネリ ジャパン)、その他はスタイリスト私物


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ブルネロ クチネリ ジャパン 03-5276-8300





RALPH LAUREN PURPLE LABEL

ドレスアップのための服を
自然体で着こなす贅沢。


テイラードのお洒落は、ルールに則っても楽しいが、あえてそれを覆すともっと面白くなる。たとえば、ダブルブレステッドのジャケット。本来はビシッとキメるときに本領を発揮する服だが、写真のように力を抜いて着こなすとどうだろう。不思議とサマになり、新鮮さが伝わってくる。なんでもこの1着は、シルクリネンの服地に製品洗いをかけ、風合いを増しているという。極めて上質な素材をカジュアルダウンする贅沢な遊びがまた、“粋”に映る。

ジャケットの素材である洗いをかけたシルクリネンは、所々に浮かんだシワや濃淡が味になっている。肩線が柔らかく、袖を通した瞬間にカラダにスッと馴染んでくれる。
ジャケット21万8000円、チェックシャツ5万7000円、白パンツ5万4000円、シューズ8万円、ポケットチーフ1万3000円、ボストンバッグ参考商品(以上ラルフ ローレン パープル レーベル/ラルフ ローレン)、その他はスタイリスト私物


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ラルフ ローレン 0120-3274-20





Brooks Brothers

リネンジャケットのイメージを
いい意味で裏切るお洒落に。


麻のジャケットは、独特のシワ感やリゾートっぽい佇まいが魅力だが、逆にそれが苦手という声もたまに聞く。都会で着るには、脱力しすぎて見えるのかもしれない。であれば、この1着はどうだろう。ロロ・ピアーナ社のブルーリネンは、涼しげにしてきちんと感も併せ持つ仕上がり。しかも、この“ミラノフィット”という型は、細身で着丈が短めというモダンなシルエット。麻ジャケットの“らしさ”と“らしくない”部分が同居したお洒落が新しい。

Vゾーンは、リネンのボタンダウンシャツとニットタイ。素材でリラックス感を演出する一方、着こなしできちんと感を出すと、おしゃれなギャップに。
ジャケット6万4000円、BDシャツ1万4000円、パンツ1万4000円、ニットタイ1万2000円、ポケットチーフ5000円、ベルト1万6000円、手に持ったネイビーの本4000円(以上ブルックス ブラザーズ/ブルックス ブラザーズ ジャパン)、その他はスタイリスト私物


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ブルックス ブラザーズ ジャパン 0120-185-718

写真=野口貴司 スタイリング=中川原 寛 ヘア&メイク= Hanjee 文=遠藤 匠 構成=大嶋慧子

2018-04-27